SNRI系、SSRI系治療薬の特徴・違い

サインバルタは、選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬のSNRI(Serotonin&Noradrenalin-Reuptake-Inhibitors)系の薬です。

意欲の低下、不安、などうつ症状に対して効果を発揮します。

SNRI系の薬としてはごく最近登場したものなので、比較的薬価が高いのが特徴です。

医師が処方することも少なく、第二、第3選択薬として選ばれることが多いです。

うつ病の薬には、セロトニンの再取り込みだけを阻害する、SSRI(Selective-Serotonin-Reuptake-Inhibitors)系の薬もあります。

こちらはノルアドレナリンの量を増やす作用はないので、主に不安を緩和する目的で使われます。いわゆる精神安定剤といえば、SSRI系の薬を指すことが多いです。

ノルアドレナリンは興奮伝達物質で、やる気や意欲を高める作用もあります。

サインバルタは精神を安定させつつ、意欲を高めることができます。

摂食障害の際にも用いられる抗うつ薬サインバルタ

薬は薄いピンクと白のカプセルに包まれており、やや飲みづらいのが難点です。

また、比較的新しい薬なのでジェネリック薬がまだ登場していないため、薬代が割高になってしまいます。

うつ病の治療薬として用いる他、摂食障害などの治療に用いられることもあります。

摂食障害では食べ物への不安、対人関係への不安などの他に、食べてしまった自分を責めて意欲がなくなってしまう状態が生じることもあります。

食べ物への不安を減らして普通に食事ができる考え方に移行させていくと同時に、意欲の低下によるうつ症状を改善させてQOL(生活の質)を高める効果も期待できます。

セロトニンとノルアドレナリンだけに選択的に作用するため、副作用の心配が少ないのがメリットです。

比較的新しい薬なので処方されることが少ないですが、不安を鎮めながら意欲をアップさせる効果が期待できる薬として有効です。

サインバルタの服用方法と副作用

サインバルタは、基本的に1日1錠服用します。

朝起きて食事をとった後が基本です。

抗不安薬にありがちな激しい眠気などを引き起こすことは少ないですが、稀に吐き気などの副作用があらわれることもあります。

他の抗うつ剤から変えた時に初期症状としてあらわれることもありますが、その場合でも勝手に薬を中断してはいけません。

必ず処方された医師に相談して今後の飲み方の方針を聞くようにします。

抗うつ剤は自己判断で止めてしまうと禁断症状が出てしまうこともあるので、注意が必要です。